中国は、ご存じの通り、経済、技術開発で目覚ましい発展を遂げ、今後益々、その成長を加速させる勢いがあります。
経済・技術発展と同じように、中国の知的財産権制度も、歴史的な変革が進められており、2021年6月1日には、「中国専利法第4次改正」が施行され、2021年9月22日には、「知的財産権強国建設綱要 (2021~2035年)」が公表されております。中国は、今後更に、量より質を、出願より活用を重視して、知的財産権の強化を加速させることが予測されます。
本レクチャーでは、中国の特許事務所「北京集佳知識産権代理有限公司」の副所長をお招きして、2021年上半期における中国の特許商標出願状況や、中国における商標出願の最新動向並びにその対策を解説いただくとともに、「知的財産権強国建設綱要 (2021~2035年)」の概要についても説明いただきます。
中国における知的財産の現状及び、今後の動向を把握する上で、お役立て頂ければ幸甚に存じます。
レクチャー動画(約32分)及び、レクチャー資料については、以下よりご覧頂けます。
1. 2021年上半期の統計データ
・発明特許の権利付与数
・実用新案の権利付与数
・意匠の権利付与数
・商標の登録数
2. 商標について
・事例①:「丁真」に関する商標出願
・商標出願件数急増の要因
・2017年商標出願人ランキング
・事例②:大量の商標出願
・悪意のある商標出願件数増加の背景
・悪意のある商標出願への対応
3. 実用新案について
・「中国発明特許」「中国実用新案」「日本実用新案」との比較
・ 非正常出願への対応
・ 2008~2018年度専利無効審判統計データ
・ 実用新案権の侵害事件
4. 「知的財産権強国建設綱要(2021-2035年)について
・2025年目標と2035年目標
・六つの重要課題